IT業界の中でもインフラエンジニアは、特に求人募集の多さが目立つ職種である。これは日本のインフラが脆弱であることの裏返しだとも言えるだろう。インターネットは、20世紀末から急ピッチで普及していったが、そのために犠牲になったのが安全性である。日本の通信インフラは大きな穴を抱えており、その穴をカバーするために多くの専門スタッフが必要なのだ。その仕事はトラブルの対処能力が何より大切で、そのためには幅広い知識とスキルが必要となってくる。そして、それはインフラエンジニアのキャリアパスにも影響を与えているのだ。

一般に、現場での経験と技術に埋没したスペシャリストは、管理職には向かないと言われている。実際に、IT業界においてプロジェクトマネージャーの職に就くのは、システムエンジニア出身者が大半を占めている。しかし、インフラエンジニアが管理職に向かないかと言えば、決してそんなことはない。現場で困難に対処してきた経験は、部署を統括する上で決してマイナスにはならないだろう。もちろん、プロジェクトを推進していくには、プログラミング言語の知識は必須なのでその学習は不可欠である。しかし、それさえクリアしてしまえば、トラブルに強い頼りがいのあるプロジェクトマネージャーとしての活躍が期待できるだろう。ただ、そのためには技術屋としての殻に閉じこもっていたのでは駄目で、日頃からコミュニケーション能力を鍛えておくことが大切である。

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